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筑波大学附属駒場中・高等学校 パーソナルコンピュータ研究部
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Cωを使ってみる

2007年01月25日 木曜日 | Paken > isa-inguz |

C#に並列処理機能とデータベース・XML処理機能を付与した言語であるCωというものがあります。
興味をそそられ、導入してみましたので、リポートします。
・必要なもの

・VisualStudio.NET 2003

・導入方法

1.インストール

http://research.microsoft.com/Comega/にCω compiler previewがあります。

インストーラーをダウンロードして指示に従ってインストールします。

コンパイラーのプレビューという事ですが、実際にインストールされるものは、VS2003用のSDKエクステンションとなります。VS2005も持っているのですが、そちらからは利用できませんでしたし、また2002でも利用不可であったという噂があるので2003専用であるようです。

正常にインストールされるとVSの起動時画面とバージョン情報ウィンドウにCωのアイコンが表示されるようになります。

ComegaExtension
こんな感じです。


2.使ってみる

Cωの使い方は非常に簡単です。簡単なフォームアプリケーションの作成までを行ってみましょう。

先ほどエクステンションがインストールされたことによって、Cω用のプロジェクトがテンプレートに加わっています。

"新規作成→プロジェクト"を選択してみましょう。

おそらく"Visual C++プロジェクト"などの表示と並んで、"Comega Projects"というフォルダがあるはずです。

それをクリックするとテンプレートの一覧が出てきますが、ここでは"Windows Application"を選択します。

プロジェクト名を付けて保存するとすぐに開発画面になるはずです。

ソリューションエクスプローラより、"References"からはSystem及びSystem.Windows.Forms以外を全て削除し、また自動生成された二つのファイルも削除してしまってください。

そうしたら、プロジェクトを右クリックして、追加→新しいファイルより、"file"(ソースコード)を選択し、適当な名前を付けてください。拡張子はcwになります。



using System;
using System.Windows.Forms;
using System.Xml;

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
// start your Comega
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



こんな感じにコード自動生成されていると思うのですが、using System.Xmlはいらないので削除してしまってください。

そうしたら、このコードの後に次のコードを挿入してみましょう。



class MainClass{
public static void Main() {
Form mf = new Form();
Application.Run(mf);
return;
}
}



挿入できたらCtrl+F5で実行できます。

空のウィンドウがちゃんと表示されましたか?

表示されたならこれでCωで開発し始める準備は万端です。

これからあなたは一人の"Comeger"として高度なプログラミングを行えるのです。がんばりましょう。

表示されなかった人は、設定などを見直したうえで、.NetFrameworkの最新版をインストールしてもう一度試してみてください。


・まとめ
今実行してみたプログラムのソースコードはCωの機能を何一つ使っていないただのC#コードなのですが、とりあえずとても短くて簡単なことは分かったと思います。

これは、CωがC#の派生言語として、.NetFrameworkをサポートしているからできた事でして、プログラマーは.NetFrameworkを使うことによって(少なくともwin32よりは)とても簡単に高度なGUIプログラミングができます。

また、このCωは先に言いましたように、高度な並列処理実装機能とXMLやSQLなどデータベースの処理機能も備えていますので、使いこなせれば、とても高度なプログラムの作成に使用できることと思われます。

自分にはあまり出来る気はしませんが。

というわけで、皆さんCωを使いましょう。




というのは、嘘です。

最初にダウンロードを行ったときに気づいた方もいるかもしれませんが、このCωプロジェクトは見たところここ1年以上停止しているようです。2005年付以降の公式の文章は一切ないようです。

推測するところ、最初は別言語として開発していたのだが、結局.Net戦略を進める上で言語を乱立させるよりもC#に統一した方が有利と考えてC#に統一する方向性で開発を進めているのではないかと。

とりあえず、今後のC#の発展に期待しましょう。

では。
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